2016年7月23日土曜日

感想・書評「64(ロクヨン)上下巻:横山秀夫」ネタバレ注意・映画化、それも前編・後編での公開が決まってから原作本として読みました(レビュー)。 #読書

64(ロクヨン) 横山秀夫 上下巻 文芸春秋

横山秀夫の作品は、クライマーズ・ハイという日航機墜落事故を新聞社の立場から書いたのが本が出会いです。
その後映画化もされましたが原作の方の面白く、その独特の視点をスピード感にはまりました。
今回は映画化、それも前編・後編での公開が決まってから原作本として読みました。
最初64が何を意味するのかがわかりませんでしたが、平成にかわるわずかな期間存在した昭和64年に起きた事件が題材となっていました。
昭和64年という時代のはざまに起きた誘拐事件と、現在とが並走していく感じで物語が進んでいきます。
まずなによりも、誘拐事件が起きた警察を舞台にしていながら刑事が主人公ではなく、家族に問題を抱えた警察の広報官が主人公であること。
その主人公を中心に広報の部署と実際に事件を追う刑事の部署、キャリアとノンキャリアの軋轢といった警察内部の問題にも言及しています。
最後まで過去と現在の誘拐事件が交錯し、読む者をひきつけていきます。最後の結末には驚かされますが、映画化では異なる結末とか。
原作を読んだ上で映画も観たくなる、そんな作品です。

ありがとう寄稿。

この漫画の主人公・うらめしや稼業のお妖(よう)は、生まれつき強い霊力を持っていて、実の親からも不気味がられて捨てられた女性です。
うらめしや1巻:魔木子/感想ネタバレ注意!あらすじ・主人公のお妖(よう)は、生まれつき強い霊力を持っていて、実の親からも不気味がられて捨てられた女性…。 #COMIC | 大人がおすすめる漫画日記。

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