神々の山嶺(上・下) 夢枕 獏 エベレストへの挑戦を描いた映画の原作
ギリギリの環境の中で山頂を極める登山家たちの姿に圧倒されました。最近公開された映画の原作ということで読んでみようと思いました。最初は上下巻合わせて1000p超えというボリュームで、読み切れるか心配だったのですが、読み始めたらストーリーの面白さ、自分がまず体験できないであろうヒマラヤ登山のリアルな描写に引き付けられ、気が付けば4日ほどで読み切っていました。ヒマラヤの8000mを超える山の世界というのはどんなにすさまじいものなのか、肌に迫ってくる感じでした。夏に涼しい山の本でも読むと涼しくなるかと思うのですが、これほど高度が上がるともう寒いというレベルではなく、痛い、そして少し間違えれば死が待っているという本当に過酷な状況です。どうしてそうまでして険しい山を目指すのか?主人公のカメラマン深町が伝説の登山家羽生丈二の強烈な個性や生きざまに触れて引き寄せられるようにエベレストに向かっていく様は、人間の宿命、出会いの不思議を感じさせました。一度山の世界に取りつかれてしまうと、地上でのなんでもない暮らしはゆるすぎて耐えられないのかもしれませんが、彼らを待つ女性たちからすれば、山から地上へ戻ってきてほしいというのが本音ではないかと思います。自分はどうしてもそういう立場で読んでしまいました。原作を読んで映画を見ると違和感を覚えてしまうこともあるのですが、映画の方も気になります。濃厚な時間を過ごせるよい小説でした。
ありがとう寄稿。
シソンヌが、今回新しいキャラを演じた“やたらしつこいダメ課長沢田”凄く好きです。自分の上司ではいて欲しくないけれど、実際にいそうな気がします。
超ハマる!爆笑キャラパレード2016年7月9日/感想!遠藤章造さん演じる“カラオケでクセが出すぎてウザイ上司えんさん”私の周りにもいます…(ネタバレ注意)。 #TV | 安心の在宅ワーク!稼ぐ人の口コミ・ブログライティング。