2016年5月22日日曜日

感想&書評「I'm sory, mama-アイムソーリー・ママ:桐生夏生」(ネタバレ注意)感想レビュー・孤児院で育った旦那のアパートに火をつけて殺すところから物語が始まります。 #Novel

I'm sory, mama 桐生夏生 孤独な悪魔のような女の物語です。

孤児院で育ち、その後、殺人や放火、盗み、誘拐などを働く孤独な一人の女、アイ子の物語です。
ストーリーはかつての孤児院でお世話になった先生とその25歳年下でかつてアイ子と同じ孤児院で育った旦那のアパートに火をつけて殺すところから物語が始まります。
幼少の頃は売春宿を営むみんなから「お母さん」と呼ばれる人のもとで育ち、その後は孤児院で、その後は職を転々としながら、いろんな人を殺していきます。
また、殺人の仕方、殺人に至るまでの行動、警察の目から逃げ回る時の様子等もなまなましく描かれており、本当に起こった事件のようです。
なぜアイ子は殺人鬼になったか、アイ子の心の闇は何か、アイ子の母は誰なのか何をしているのか、なぜアイ子は母に捨てられたか、を追っていきます。
本当に奇妙でこんな人が世の中にいるのかと思うとぞっとしてしまうのですが、彼女の育ちや孤独、闇を見ていくと、なぜ彼女が殺人鬼になっていったかも納得できます。

ありがとう寄稿。

アニメにも漫画にもなったこの小説ですが、ぜひ小説を読むことをお勧めします! 物語では、実質独裁政権の皇帝に最愛の姉を妾として奪われた少年が、姉を取り戻すために軍人になり、最終的に皇帝にまでなると人生が中心で描かれます。
感想&書評「銀河英雄伝説(田中芳樹著)」(ネタバレ注意)感想レビュー・独裁政権の皇帝に最愛の姉を妾として奪われた少年が、姉を取り戻すために軍人に。 #Novel | おすすめ面白い小説用ブログ。

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