2016年5月15日日曜日

感想&書評「夏と花火と私の死体:乙一」(ネタバレ注意)感想レビュー・友人に殺された少女が一人称で死体を隠されるまでのことを語っていく。 #Novel

乙一の『夏と花火と私の死体』は死体視点のサスペンス

この表題作は怖い話が苦手な人は注意です。
そこまでグロデスクというわけではありませんが、まず主人公が死体です。友人に殺された少女が一人称で死体を隠されるまでのことを語っていくのです。
その過程が本当に恐ろしいです。文章そのものは淡々としているだけに、起こった殺人の異常さが際立ちます。犯人たちが小学生というところも怖さに拍車をかけています。
物語は終盤で意外な展開を迎えます。そこまでの伏線の貼り方もすばらしく、短編サスペンスとして優秀な仕上がりになっています。怖い話が好きという人は一回読んでみて欲しい作品です。
この本にはもう一作短編が収録されています。こちらもなかなか恐ろしい展開をします。こんな作品をたくさん書ける著者の才能がすごいです。
怖い本なので誰にでもおすすめできる内容ではないのですが、ぞくぞくするような作品が読みたいという方にはおすすめしたいです。きっと恐怖で震え上がること間違いなしのホラーです。

ありがとう寄稿。

本業の仕事は休みでも、子供を楽しませるという仕事が待っているのです。
横須賀にあるソレイユの丘に行きました・2016年ゴールデンウィーク日記・回数券を購入して、ふれあい動物園、芝ソリ、ゴーカートやミニショベルカーなどを子供たちと一緒に楽しみました。 | 安心の在宅ワーク!稼ぐ人の口コミ・ブログライティング。

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