2016年5月30日月曜日

感想&書評「きらきらひかる (江國香織)」(ネタバレ注意)感想レビュー・アルコール依存気味で情緒不安定でもある笑子、男子大学生の恋人がいる睦月、そして睦月恋人である紺。 #Novel

きらきらひかる (江國香織)は日常の色々なできことに疲れて誰かに慰めをもらいたいとき読みたくなる本。

主人公の笑子、睦月、そして紺。この3人の関係は一般的な関係とはいえない特別な縁ね結ばれています。
笑子と睦月は夫婦だけど、この二人の結婚は普通の夫婦とは違う理由で結婚を決めていました。アルコール依存気味で情緒不安定でもある笑子、男子大学生の恋人がいる睦月、そして睦月恋人である紺。二人は親が結婚してほしいとうるさいためお互いのために結婚をすることにします。医者である睦月は笑子が病気により暴れたりするとそばで見守ってあげて彼女を安心させるやさしい夫であり、笑子は夫の睦月と夫の恋人紺のことを応援してあげる妻であります。
睦月は恋人とは違う愛情を笑子に祖添えて、少し代わった形ではあるけど、お互いのことを大切にしてまた違う形で愛をします。
笑子は夫の睦月がいないとこの世の中で生きていけないと言いながらも睦月の恋人である紺のことも人間的に愛情を持っていてこの3人は仲良くなりお互いいなくてはならない関係で絡まっています。
この本はある意味普通ではない主人公の設定とは真逆にある意味普通な形で話を流しています。普通ではない人たちが出会い、自分たちが作った新たな世界の中で普通に生きていく話だと思いました。
もしかしたらこの世の中で外面されてしまうかも知れない人物たち、本気で理解して、慰められるのはもしかしたらお互いしかいないのでは思います。
外から見たら変わってる人たちに向かう視線はあまりいい視線ではないかもしれないが、その3人の中、その3人の世界では心の傷があり、精神的に病気があることすら普通のことになってしまう。
私はその3人の関係の中で、自分の心の傷も治癒されてる気がしました。
人それぞれ心に残ってる傷が一つくらいはもっていると思いますけど、なかなかその傷を治せることはできないと思います。
自分の傷を理解してくれる人、自分に何があるとしても自分の見方でいてくれる存在がいると思うだけど人は強くなり、立ち直れるのではないか思います。
私はこの作品を何回を読みました。本を読むと本当にこの3人が幸せそうに見えて、何か悩みがあるときに自分に“大丈夫だよ”と言ってくれてる感じがします。

ありがとう寄稿。

我慢の限界になった不動は本性を出しかけようとするのですが健気に解決に導こうとするのもかなり共感出来る内容にもなってくるものです。
不動9巻第2話「借金の方程式」感想&あらすじ・我慢の限界になった不動は本性を出しかけようと…ネタバレ注意。 #マンガ - ジャンプ部屋ブログ

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