異邦人 カミュ ムルソーの生き様
カミュの哲学小説です。カミュは哲学において、サルトルと対峙したことで有名です。私も学生時代、カミュの哲学の本は読んだことがありますが、よく意味がわかりませんでした。今回紹介する本はカミュの代表哲学、不条理の哲学を背景とする作品です。不条理の哲学がわからないと、理解できない敷居の高い小説に思えますが。それがわからない私にも、読める作品です。この小説は、正直な人間について考えさせられるものかもしれません。読む年齢によって感想の異なる、それだけ奥の深い小説です。
正直な人間とは何か。何事にも自分を飾らずに、自分の思ったことを思い、言うムルソー。彼の自分を飾らづ、そして窮地に追いやられても自分をかばおうとしない、その純粋さ。その聖人ともいえる性格が、彼を窮地へと運び、その状況から彼が学び得る真実。
私は神に救いなど求めない。私は私である。
この社会、昔から人間の社会がある世界では、正直者は生きることが難しいものです。どうして正直であることはだめなのか。そんな不条理の哲学を背景にした一作です。カミュの処女作であり、代表作である異邦人。ぜひ読んで頂きたい一作です。
ありがとう寄稿。
両さんも根はやさしいやつと言ってますし、一週間であそこまで猫がなつくのですからやはり愛情の深いキャラだと思います。
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