2016年5月12日木曜日

感想&書評「世界でたったひとりの子:アレックス・シアラー」(ネタバレ注意)感想レビュー・遠い未来、人間が老いることがなくなった社会が舞台です。 #Novel

アレックス・シアラーの『世界でたったひとりの子』はちょっと怖いSF

ちょっと怖いSFといっても、グロデスクなシーンがあるのではありません。
遠い未来、人間が老いることがなくなった社会が舞台です。そこでは子どもがほとんど生まれなくなり、数少ない子供のひとりである主人公は、保護者ともに、子どもをレンタルする稼業で生計を立てています。
この舞台設定がなかなか恐ろしいのです。子どもが生まれなくなったことによって、子どもの価値が高まり、主人公のようにレンタルされてしまうようになるのです。そして子どもを子どものままの外見でいさせる特殊な手術があり、主人公はそれを受けさせられそうになります。
風刺的で、ぞっとする設定だと思いませんか。主人公は手術が受けたくないために逃げることにし、その先でさまざまな人に出会います。
フィクションではあるのですが、少子高齢化社会を風刺したような内容はなかなか恐ろしい話です。物語の筋も最後まではらはらさせられっぱなしです。児童文学とはいえ刺激的な内容でした。

ありがとう寄稿。

私もゆとりと呼ばれる世代ですが、本当に共感できることが多いドラマで楽しく見てます。ドラマの中では、常識的な考えの下で、怠けてハリのない後輩にミスを指摘するもパワハラだと訴えられて自宅謹慎にまでなってしまいました。
ゆとりですがなにか3話/ドラマ感想&あらすじ・怠けてハリのない後輩にミスを指摘するもパワハラだと訴えられて自宅謹慎に(ネタバレ注意)。 #DRAMA - みんなの恋愛ブログ。

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