2016年6月30日木曜日

感想&書評「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木(江國香織)」(ネタバレ注意)感想レビュー・花屋のオーナー、雑誌編集者、モデル、主婦、アルバイト、会社員など。合計9人の女性が、それぞれの生活の中で恋愛をしている。 #Novel

薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木(江國香織)、一つとして同じものがない恋愛の動き

わたしが、江國香織の作品にほれ込み始めて、大人の恋愛に妄想ばかり膨らんだ作品です。
江國香織の作品はすべて読んでいるけれど、とにかく素敵なのは、言葉の選び方、センス。単語が並んでいるだけなのに、読んでいるだけで江國香織の世界観に引き込まれてしまう。
この作品は、とにかくたくさんの女性が出てくる。
花屋のオーナー、雑誌編集者、モデル、主婦、アルバイト、会社員など。合計9人の女性が、それぞれの生活の中で恋愛をしている。
恋愛の中に、タブーなことなど一つもない。
不倫も浮気も、すべて、ただ一つ、彼が好きという思いで当たり前のようにそこにある。
実際の世界で、わたしは不倫も浮気もする気持ちはみじんもないし、そういうことをしている人を悪く思うけれど、江國香織の作品の中では、なぜか、素敵なこと、当たり前のこととして受け入れてしまう。
やってはいけないことをしているのに、彼女たちに共感を覚え、自分の気持ちだけしか見ずに、生きている。
そういう姿を見ているとなぜだか、爽快な気持ちになってきます。
不倫も浮気も、決してやってはいけないことなのに。
江國香織のマジックに気が付けばかかってしまいます。

ありがとう寄稿。

16日に放送されたモニタリングの中の「街中で突然ヒーローインタビューされたら人は答えるのか?」という企画がとても面白く、家族で爆笑しながら見ました。
モニタリングのヒーローインタビューどっきり2016年/感想!木に引っかかった風船を取ろうとしている男の子を助ける、その直後チアガールとお立ち台、放送席の垂れ幕が現れ、アナウンサーが突然…(ネタバレ注意)。 #TV | みんなのレシピ・お料理ブログ。

2016年6月29日水曜日

感想&書評「精霊の守り人:上橋菜穂子著」(ネタバレ注意)感想レビュー・国際アンデルセン賞もとった作家さんの作品ですし…。 #Novel

精霊の守り人  上橋菜穂子著  古くて新しいファンタジー

今、NHKで始まろうとしている「精霊の守り人」を家族から勧められて読んでみました。このシリーズ自体は何年も前から存在していましたが、家族は昨年ハマってしまって、止まらなかったようです。その時は私自身少し引き気味でした。今更ファンタジー小説もなーってな感じです。しかしながら国際アンデルセン賞もとった作家さんの作品ですし、一冊は読んでおこうかと気が変わって読み始めました。と・・・はまりました。どっぷりはまりました。
まず、非常に読みやすい文章。背景が目の前に広がり、音が聞こえてきて、匂いも感じるのです。大げさではなく、こんな体験は今まで感じたことがありませんでした。
そして、架空の国といっても、きっとどこか現実にもあるんではないかと錯覚を起こしそうな国づくりに感動しました。
何より年齢を超えて、この小説をもとに家族が会話を交わせるのが楽しいことでした。主人公バルサの行動・思考など、あーだこーだと、年を重ねた母親と働き盛りの中年サラリーマンが話せるなんてなかなかないことです。良いきっかけにもなるので、子供から大人までぜひ読んでもらいたい小説です。

ありがとう寄稿。

この手の番組は時々見かけますが、決まって料理が下手なのが女性で料理上手なのが男性なのはなぜでしょうか。おそらくトーク番組として面白いからだと思いますが、それにしてもひと昔前より料理をする男性はすごく増えてきたと思います。
踊る!さんま御殿!! 料理下手女子VSグルメ男子2016年/感想!チャーハンに対するこだわりを熱く語っていた金山一彦さんを、冷たい目で見ていた川崎希さん…(ネタバレ注意)。 #TV - みんなの芸能ブログ。

2016年6月28日火曜日

感想&書評「スシとニンジャ:清水義範」(ネタバレ注意)感想レビュー・時代劇で日本好きになり、思い余ってついに日本旅行に着てしまったアメリカの田舎出身の青年、ジム。 #Novel

日本を外から見つめて、そして好きになる。清水義範「スシとニンジャ」

もう20年も前の本ですが、全く古くなっていません。時代劇で日本好きになり、思い余ってついに日本旅行に着てしまったアメリカの田舎出身の青年、ジム。彼の思っていたものと現代の日本は大きく違うものであったかもしれませんが、それでも日本人の優しさに触れて、かえって日本が好きになっていきます。外国人が日本旅行に来た、というだけの話と言ってしまえばそれまでなのですが、途中で登場する日本人女性リエとの交流などもあり、甘酸っぱい読後感が残ります。登場人物に悪い人が出てこないのもあって、すっきり読み終えられる一冊です。
日本のことをよく知っているのは当然日本人だろうとだと思ってしまいがちですが、その日本人が漠然と共有している言葉にならない感覚を、日本好きの外国人は理論的に「学んで」から来ています。ある意味では日本人よりも日本のことをよく知っているといえるかも知れません。憧れと勢いで半ば勘違いしたまま来日したジムのように、なんだかよく分からないけど日本はいいところだ、と外国人観光客の方に思ってもらえるような、素敵な国を維持していかないとなぁ、と感じました。

ありがとう寄稿。

非情事態の中KEIのオペに関しては完璧に行うのが見入ってしまうものです。必死にKEIをかばおうとするのですが自分で決着つけようとするのはかなり共感出来るものです。
Doctor k(ドクター・ケイ)怪物出現編第8話「空白のロスタイム」(真船一雄)感想&あらすじ・非情事態の中KEIのオペに関しては完璧に行う…ネタバレ注意。 #マンガ - 面白い漫画を教えてください。

2016年6月27日月曜日

感想&書評「二重人格(ドストエフスキー)」(ネタバレ注意)感想レビュー・中盤以降にグッと面白くなる「スルメ本」という印象。 #Novel

二重人格(ドストエフスキー)、読み進めるほど面白くなる「スルメ本」

大学生のころ、タイトルが気になって買った本です。
中盤以降にグッと面白くなる「スルメ本」という印象です。

主人公のゴリャートキン氏は野心はあっても冴えない男で、意地悪な言い方ですがこの主人公がドツボにはまっていく様子が、この小説の読みどころだと思います。

前半の展開は大人しく、ドストエフスキーの作品によくみられる、ビッシリ書き込まれた長い文章についていくのが大変だったと記憶しています。
ところが物語中盤のある出来事を境に、物語の展開が劇的に変化します。
「二重人格」のタイトルがいきてくるのもここからです。
つまり、もう一人のゴリャートキン氏が現れるんです。

失態ばかりで他人から理解されない本来のゴリャートキン氏と、狡猾で器用に立ち回るもう一人のゴリャートキン氏という対立構造が出現します。
そして本来のゴリャートキン氏は「もう一人の」自分を出し抜こうと奮闘するも、動けば動くほど奈落の底へと転落していきます。
そんな主人公の悲惨な有様に、目が離せなくなって一気に読み進めました。

この本を買った当時の私は、大学で友達と上手くいかずに悩んでいました。
何をしても空回りしてしまう自分と、主人公の境遇とを重ねていたのだと思います。
ハッピーエンドとは到底言えない本作ですが、何をやっても上手くいかないことってありますよね。
皮肉な気分の時、苦々しい気分の時、二重人格はおすすめです。

ありがとう寄稿。

今回驚いたのは安藤和津さんがお嬢様だということ。それも普通のお嬢様をはるかに超えるお嬢様だったのです。
今夜くらべてみました・トリオ THE 名門女子校出身のお嬢様たち(安藤和津さん、松嶋尚美さん、中村アンさん)感想!旦那様が奥田瑛二さん、長女は映画監督の安藤桃子さん、次女は女優さんの安藤サクラさんというのは有名…(ネタバレ注意)。 #TV | アフィリエイト収入で生活したいブログ。

2016年6月26日日曜日

感想&書評「陽気なギャングが地球を回す(伊坂幸太郎)」(ネタバレ注意)感想レビュー・映画化、特殊な能力をもった4人組の強盗犯が…。 #Novel

陽気なギャングが地球を回す(伊坂幸太郎)映画化もされた小説です!

映画化もされたこの小説は、特殊な能力をもった4人組の強盗犯が別グループの強盗犯にお金を横取りされてしまい、それを奪還する。というお話になっています。
人間嘘発見器に、演説の達人、とても正確な体内時計の持ち主に、スリの天才。この4人が強盗犯です。え、そんな能力何に役に立つの、スリくらいじゃない?と思って読んでいたんですが、これがもうびっくりするぐらい役に立つんです。むしろその能力があるからこそなんだなと思い知らされて、この4人だからこそこんな話が展開していってしまうのか、と。
どこを抜き取ってもネタバレになってしまいそうなくらいの伏線に伏線、これがそこに繋がるの!?なんて驚きが何度もありましたし、自分の予想を何度も裏切ってくる新しい展開に飽きることなく読み進めてしまい、ワクワクが残ったまま最後まで読んでしまいました。
強盗をすることなんて一生ないですが、彼らがくれたハラハラドキドキ、ワクワクとした感情は、私の人生に刺激を与えてくれたことには間違いありません。

ありがとう寄稿。

☆今日のブログ飯(深夜ワイン)
死後一か月後というとかなり腐敗が進んでいたかと思いますが、かなりオシャレにリノベーションされておりシャンデリアまで付いて何かのギャラリーのようでした。
EXD44・事故物件に泊まってみよう(2016年6月20日)感想!孤独死があった部屋で、死後一か月経ってから発見…(ネタバレ注意)。 #TV - ナカノちゃんねる

2016年6月25日土曜日

感想&書評「うらなり:小林信彦」(ネタバレ注意)感想レビュー・夏目漱石の「坊ちゃん」へのオマージュとして書かれたこの小説。 #Novel

うらなり 小林信彦 影が薄いと言われた男

夏目漱石の「坊ちゃん」へのオマージュとして書かれたこの小説が発売された時、「坊ちゃん」ファンの私としては、読みたいような読みたくないような気持だった。けれども、買って正解、読んで正解のおもしろい小説だった。
この「うらなり」はタイトルの通り、坊ちゃんの同僚、うらなりが主人公だ。それなりの年を経て、同じくそれなりの年を経たやまあらしと再会。当時を回想することで、うらなりが当時何を考えていたか、どんな思いを持っていたか辿ることができる。そう長い本ではないのもあり、ひと息に読み切ったが、満足のため息が出た。うらなりという一人の人間の心の持ちようが、日々の出来事に沿って丁寧に描かれている。
子供の頃読んだ「坊ちゃん」と大人になって読み返した「坊ちゃん」の印象は全然違っており、大人になって読んだ方が面白いと思ったけれど、「うらなり」を読んでから「坊ちゃん」を読み返すと、より一層深く、違った角度から読めたように思う。これは「坊ちゃん」へ対する作者の深い愛情の表れだろう。

ありがとう寄稿。

個別に進んでいた物語の最後となる、最終章だけで全9巻のかなり長いお話ですが、読み応えがあり、久々に読み終わってしまうのが勿体無い。
感想・書評「とある飛空士への誓約9巻:犬村小六」ネタバレ注意・シリーズの最終章の最終巻、最後にネタバレを一つだけ(レビュー)。 #読書 | みんなのレシピ・お料理ブログ。
次女は高校2年生17歳で、一番のしっかり者。母のいない佐々本家の母親代わりでなおかつ、海外出張ばっかりの父親代わりであるからしっかりもしてしまうのかも知れない。
感想・書評「三姉妹探偵団22 三姉妹と忘れじの面影篇 赤川次郎」ネタバレ注意・長女綾子が誘拐され、次は違う時違うところで違う人に三女珠美が拉致(レビュー)。 #読書 - ナカノちゃんねる

2016年6月24日金曜日

感想&書評「漁港の肉子ちゃん:西加奈子」(ネタバレ注意)感想レビュー・焼き肉屋さんで働いている菊子さんと、「キクリン」こと、肉子ちゃんの娘の喜久子ちゃんのお話。 #Novel

漁港の肉子ちゃん 西加奈子 笑って泣けるお話です。

「肉子ちゃん」こと、漁港の焼き肉屋さんで働いている菊子さんと、「キクリン」こと、肉子ちゃんの娘の喜久子ちゃんのお話です。なぜか母娘なのに同じ「きくこ」という名前のふたり。物語を読み進めるとその謎が解明されていきます。
とにかく肉子ちゃんが明るい。生き方は不器用だけれど、とにかく前向きで困難にはへこたれず、常識にとらわれることなく生きています。キクリンは小学5年生で、その年頃の女の子にしては大人っぽく繊細で、友達関係に悩みもありながら毎日の生活を送っています。肉子ちゃんは背が低くぽっちゃり体系。方やキクリンはほっそりとしていてとても美人。見た目も性格も全く違うふたりですが、助け合って生きている様子がほっこりとさせられます。前半はふたりを中心として淡々と話が進んでいきますが、ラストにさしかかってくると過去の出来事がだんだんと明らかになっていき、、、最後は涙なみだでした。
普通の人から見れば、非常識な生き方と思われてしまうだろう肉子ちゃんの人生だけれど、肉子ちゃんは自分に正直に、そして自分のものさしの中で生きているように思いました。他人にとらわれない肉子ちゃんがうらやましく感じるお話でした。

ありがとう寄稿。

歌手がカバー曲を歌う番組で、ゲストはUAでした。最近めっきり観ないと思っていたのですが、現在カナダに住んでいるそうです。しかも、4人目の子供(7か月)もいるようで、幸せそうなオーラを出していました。
カバーズ2016年6月13日・司会はリリー・フランキー、仲里依紗/感想!ゲストはUA。現在カナダに住んでいるそうです。しかも、4人目の子供(7か月)も…(ネタバレ注意)。 #TV | 安心の在宅ワーク!稼ぐ人の口コミ・ブログライティング。
お笑い芸人のバカリズムとモデルのマギーが司会の音楽番組で、トークゲストは、マーチンさんこと鈴木雅之でした。今回は、マーチンさんの伝説が色々紹介されていました。
バズリズム 5月20日/感想!トークゲストは、マーチンさんこと鈴木雅之:昔のケンカエピソードや学生時代の話が面白かったです…(ネタバレ注意)。 #TV | 大人がおすすめる漫画日記。

2016年6月23日木曜日

感想&書評「好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く:瀬那和章」(ネタバレ注意)感想レビュー・三部作に分かれており、それぞれが三姉妹の三人の視点からの話になっています。 #Novel

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く 瀬那和章

すべて同じ時系列のお話しですが、三部作に分かれており、それぞれが三姉妹の三人の視点からの話になっています。
一番上の紗子は、仕事には一生懸命だが恋愛がへたくそなことに悩む。仕事の先輩を好きな紗子はその相談を自分のことを好きな後輩の美容師の男の子に相談しにシャンプーをしにいく。紗子の恋がどこへ行くのかに注目。
真ん中の朝美は、彼氏の気持ちが自分に向いているのかをすごく不安に思いながら生活している。強気なところがあり、恋愛にヤキモキする姉にきつくいう場面もあるが、自分自身はプライドが高く、二人の姉妹に相談することができずに過ごしている。そんな朝美の気持ちを変えていくのは何か。
一番下の結衣は独特の世界観を持っていて、天然な女の子である。そんな女の子がチャットで知り合った男の子に偶然出くわすことになる。過去の経験から恋愛が怖くなっていた結衣がすこしずつ前に進んでみようとする姿を見てほしい。
それぞれの女の子たちの三者三様のストーリーを楽しんで読んでください。

ありがとう寄稿。

思わず原作本まで大人買いしてしまったこのドラマも最終話・・。12話で連載を獲れた新人漫画家さんが「生きててよかった」と涙したシーンにもらい泣きして1週間・・。
ネタバレ注意・重版出来!最終回/ドラマ感想&あらすじ・新人漫画家さんが「生きててよかった」と涙したシーンにもらい泣きして1週間。 | 大人がおすすめる漫画日記。
最終回終わり30分はずっと涙涙の内容でした。心が担当する中田伯の連載が決まり10話に差し掛かろうとした時、2人は喧嘩してしまいます。
最終回・重版出来10話/ドラマ感想&あらすじ・(ネタバレ注意) | アフィリエイト収入で生活したいブログ。

2016年6月22日水曜日

感想&書評「行きずりの街:志水辰夫」(ネタバレ注意)感想レビュー・ドラマと映画にもなっている、原作の世界観を映像に置き換えるのは難しく…。 #Novel

行きずりの街 志水辰夫 主人公にに自分を重ねしまうほど惹きつけられます。

この作品はドラマと映画にもなっているので、ご存知の方も多いと思いますが、残念ながら私は原作しか読んでいないので、この小説が持つ世界観を映像でどう表現出来ているか興味が有ります。
作品にもよりますが、原作の世界観を映像に置き換えるのは難しく、特に文学は読み手の想像が物語を完結させている部分が強く、大勢の人が同じ感想を持つことはビジュアルがないせいでとても限定された共感しか得られないでしょうが、この作品に関しては、主人公の元教師の視線で物語を追憶していくなれば、概ね同じ感慨を感じることが出来るはずです。
正直、一歩間違うと男のありえない妄想で済んでしまいそうな女子高生との結婚、その後の離婚を経て、10年後の艶美な妄想を駆り立てるような美しい元妻と言うだけでも、主人公に感情移入をしてしまい「なんで素直に君が欲しいと言えないんだ。意地を貼るところじゃないだろ?」と思わず拳を握りしめてしまうほど感情移入できます。

ありがとう寄稿。

3人のゲストが、ただトークするだけの番組です。今回のゲストは、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さん、作家の本谷由希子さん、作家の村田沙耶香さんでした。3人ともほぼ同世代(78年と79年生まれ)ということで意気投合している様子でした。
僕らの時代:ストは若林正恭、本谷由希子、村田沙耶香/感想!ほぼ同世代(78年と79年生まれ)ということで意気投合している様子…(ネタバレ注意)。 #TV | アフィリエイト収入で生活したいブログ。
アップフロントグループ所属のアイドルが出演する音楽番組の「The Girls Live」を観ました。今回は、アンジュルムの田村芽実さんとモーニング娘。’16の鈴木香音さんの卒業公演に密着するという内容でした。
The Girls Live(ガールズライブ)2016年6月2日/感想!アンジュルムの田村芽実さんとモーニング娘。’16の鈴木香音さんの卒業公演に密着…(ネタバレ注意)。 #TV | みんなのレシピ・お料理ブログ。

2016年6月21日火曜日

感想&書評「近代能楽集(三島由紀夫)」(ネタバレ注意)感想レビュー・不思議な世界観の戯曲集です。夢中で読みました。 #Novel

近代能楽集(三島由紀夫)不思議な世界観の戯曲集です。夢中で読みました。

三島由紀夫の作品に触れるのはこれが初めてです。
純文学と言えば夏目漱石くらいしかまともに読んだ事がありませんでしたが、三島由紀夫の作品はとても読みやすくスルスルと読み進める事ができました。
能楽のシナリオを三島由紀夫の時代に置き換えて制作されているとの事です。
私は元となっている能楽の内容は知りませんが、それでも楽しんで読む事ができました。
特に気に入っているのは「卒塔婆小町」です。
怪しい雰囲気の老婆が詩人である青年に不思議な幻想を見せて、最終的には命を奪ってしまうと言う衝撃的なあらすじです。
舞台脚本として執筆されているので、読みつつもどの人物がどのように舞台の中で動き回り、どのような身振り手振りをして演技をしているのかを想像しながら読むのがかなり楽しかったです。
もちろん有名な作品ですから有名俳優が舞台で演じたりしている訳ですが、自分の想像と実際公演された舞台の内容にギャップがある事もあり、比較するのが面白いと思います。
戯曲集となっているので他に何編かありますが、どのエピソードも最後が衝撃的だったり叙情的でじんわりと心に残る話が多い印象でした。
三島由紀夫を読んだ事がないけど、興味があるという方にお勧めしたい1冊です。

ありがとう寄稿。

ついに秀吉が北条攻めを決意したところからのスタートでした。20万を超える数の兵を集めるとは、どれくらいすごいのか規模が大きすぎてもはや想像がつきません。
真田丸23回「攻略」ドラマ感想&あらすじ・秀吉が北条攻めを決意したところからのスタート(ネタバレ注意)。 #DRAMA | 大人がおすすめる漫画日記。
ついに秀吉が北条攻めを決意したところからのスタートでした。20万を超える数の兵を集めるとは、どれくらいすごいのか規模が大きすぎてもはや想像がつきません。
真田丸23回「攻略」ドラマ感想&あらすじ・秀吉が北条攻めを決意したところからのスタート(ネタバレ注意)。 #DRAMA | 大人がおすすめる漫画日記。

2016年6月20日月曜日

感想&書評「八日目の蝉 角田光代」(ネタバレ注意)感想レビュー・本当の親子とは何かを考えさせられました。 #Novel

八日目の蝉 角田光代 本当の親子とは何かを考えさせられました。

八日目の蝉は映画化をきっかけに読んでみることにしました。
子供が産まれてからは中々映画を見る機会もなく、せめて通勤の合間に読めたらと思い、電子書籍で読み始めましたが、自分が親になる前でしたら、きっとここまで感動をすることもなく、心に残る作品の一つにはならなかったでしょう。
一点問題がるとすれば、通勤時に読むと人前で号泣してしまい恥ずかしい思いをするので、出来ればこっそりと読んで頂きたい内容です。
内容に関しては正直犯人よりも実の親に憤りを感じてしまうシーンも有りましたが、産まれたばかりの赤ちゃんが数年後聞いたこともない方言で話していればどう向き合えばいいのか混乱する気持ちは痛いほど理解できる気がします。
そんな親子の溝を作ったのは犯人である父親の元愛人ではありますが、赤ちゃんを連れての逃避行中に見せる犯人の顔は母親そのもので、擬似的な親子関係のはずが、犯人とともに過ごした少女のほうがとても活き活きしていてることが胸を締め付けます。
最後は幼少期の記憶が曖昧な少女が、育ての親と同じような不倫に振り回された挙句に、不倫相手の子供をお腹に宿してしながらも母親になる決意が揺らぎながらも、育った瀬戸内海の醤油の香る島に向かうシーンでは、少女があの頃話していた方言で思い出を語りながら、今ではただの誘拐犯としか思っていない育ての母親を思い出しているであろうと思うとやるせない気持ちで一杯になります。

ありがとう寄稿。

松村栄子の『雨にも負けず粗茶一服』はだらしのない茶道の家元の息子が家出をし、京都でその土地の茶人に出会い、でさまざまな困難を経て成長していく物語です。
感想&書評「雨にも負けず粗茶一服:松村栄子」(ネタバレ注意)感想レビュー・茶の湯をテーマにした青春小説。 #Novel | おすすめ面白い小説用ブログ。
カンキ軍とケイシャ軍の闘いが始まり、序盤から大きな展開!初日の闘いでカンキ軍が片腕を失う大負けかと思ったが、そこで元野盗達の知恵が光った。
キングダム42巻/感想ネタバレ注意!あらすじ・キョウカイの夜襲のシーンも息もつかせぬ描写…。 #COMIC - 面白い漫画を教えてください。

2016年6月19日日曜日

感想&書評「異世界食堂:犬塚惇平」(ネタバレ注意)感想レビュー・料理もの×異世界ファンタジーの異色作。 #Novel

犬塚惇平著「異世界食堂」  料理もの×異世界ファンタジーの異色作

近年では「現代社会に生きる主人公が突然異世界に召喚されて~」などという小説も多く見られるようになってきており、本作もそういった所謂「異世界ファンタジーもの」ではあるものの、その趣は他の多くの作品とは異なるものがある。本作では登場人物たちが剣や魔法で戦うわけでもなく、高度な知能バトルが繰り広げられるわけでもなく、ただ「現代の食堂店主が異世界の住人に料理を振舞う」だけなのである。
然しながら、内容がただそれだけではあるにも関わらず本作には独特の魅力が溢れている。異世界に生きる人達が始めて目にする現代の料理への驚きや味の感想はとても丁寧に描かれており、実際に描写される料理も現代では普通の料理(メンチカツやカレーライスなど)であるため味や情景の想像もしやすい。異世界の住人たちが「こんな美味い料理は初めてだ!」などと感動しつつ現代の料理をむしゃむしゃと食べている様子を思い浮かべるといち現代人として誇らしくも感じ、同時についつい自分も同じ料理を食べたくなってしまう。
物語も短めの章ごとに主となる登場人物を変えて展開されるので区切り良く読む事が出来る為、「数分間だけ暇つぶしに」などという時にもおすすめである。ただし読めばお腹がすいてしまうので、空腹時に読むのだけは止めて置いた方がいいかもしれない。

ありがとう寄稿。

売れ残ったパピヨンでもあるのですがようやく最高の飼い主が登場するのは感激にもなってくるものです。
いぬばか2巻第16話「最高の「出会い」」(桜木雪弥)感想&あらすじ・売れ残ったパピヨンでもあるのですがようやく最高の飼い主が…ネタバレ注意。 #マンガ - みんなのブログ。
深山がいきなり逮捕されるというショッキングな冒頭で始まって、観てる方もどういうことなのか訳が分かりませんでした。レストランで食事をしていた相手が、自分が調味料をかけたものを食べた直後に死亡したら、それは疑われますよね。
99.9%刑事専門弁護士8話/ドラマ感想&あらすじ・深山がいきなり逮捕されるというショッキングな冒頭(ネタバレ注意)。 #DRAMA | 安心の在宅ワーク!稼ぐ人の口コミ・ブログライティング。

2016年6月18日土曜日

感想&書評「MOMENT:本多孝好」(ネタバレ注意)感想レビュー「人が死ぬ前に願う事」をテーマにした切ない物語。 #Novel

本多孝好著「MOMENT」 「人が死ぬ前に願う事」をテーマにした切ない物語

病院でアルバイトをしている大学生の主人公と死を目前とした様々な患者たちとの触れ合いから、主人公はその患者たちが人生の最後に願う事を叶えようとするようになり、それによって引き起こされる様々な出来事や主人公たちの心の動きなどが描かれた小説。各章ごとに異なる患者とその「最後の願い」に関するエピソードが語られるようになっており、良質な短編小説を連続して読むような間隔で区切り良く読む事が出来る。
勿論の事「死ぬ前の最後の願い」は患者それぞれに異なり、悪意を孕んだある意味では人間らしい願いからどこまでも純粋でささやかな願いまで、その患者が置かれた境遇や患者の今までの人生を踏まえて噛み締めるとどれも重く切なく胸を打つものばかりになっている。主人公も妙に熱血であったり変に冷めすぎていたりせず、ある意味「現代の大学生らしい」リアルな人物として見る事が出来、物語の進行に大きな違和感や不自然な作り物感を感じずに読み進められるという点も評価出来る。
読了後には今一度物語の登場人物たちの人生とその最後の願いを思い起こし、「自分が死ぬ前には一体何を願うのだろう」などとついつい考えてしまう。

ありがとう寄稿。

楽しいはずのパーティーでもあるのですがすんなりと物事を運べない感覚にもなってくるのが分かるものです。
ゴッドハンド輝13巻第189話「新診療所開設パーティー」(山本航暉)感想&あらすじ・蓮先生と皇さんとの直接会う事にもなったのです…ネタバレ注意。 #マンガ - ナカノ実験室
昭和の時代には今と違って調味料や食材ももっと限られていましたし、世界各国の料理を当たり前に食べるような生活はまだしていませんでした。単なる懐古主義ではなく、昭和のごはんのよさ、ありがたさ、安心感に対する憧憬が強く感じられる本です。
感想・書評「昭和ごはん:高橋良枝」ネタバレ注意・調味料や食材ももっと限られていましたし(レビュー)。 #読書 - みんなの恋愛ブログ。

2016年6月17日金曜日

感想&書評「旅の短篇集 春夏 (原田宗典)」(ネタバレ注意)感想レビュー・すべての短篇は見開き1ページの中に収まり全てのページが「キリのいいところ」です。 #Novel

おでかけのお供に『旅の短篇集 春夏』 (原田宗典)

私がこの本に出合ったのは京都のとある旅館でした。旅館のロビーの奥の喫茶コーナーの棚に新聞や雑誌の隣に置かれていたのがこの本でした。タイトルの通りに短篇集も短篇集、すべての短篇は見開き1ページの中に収まり全てのページが「キリのいいところ」です。これなら移動中や予定の合間に読書をしても中途半端なところで中断させられるなんてことはありません。この形式が珍しく、帰宅してからすぐに購入しました。ページの一枚一枚も真っ白な紙(他の文庫本とは使用している紙が違うようで、本当に真っ白です)に青いインクがいい味を出していてとてもお洒落です。内容ももちろん旅に関するもので、エッセイではなく幻想的な小説です。舞台はノルウェーの田舎町、中国の山中、カリブ海に浮かぶ島と脈絡なく様々、だからこそ続けて読むと本当に海外旅行をしているようなふわふわとした心地になりひき込まれます。短篇集ゆえか深刻なことは何一つなく、旅での小さな出会いが茶目っ気たっぷりに描かれています。「秋冬」と合わせてぜひ手に取ってみてください。

ありがとう寄稿。

北海道でしつけという名目で置き去りにされて行方不明になっていた男児が発見されたこともあり、その詳細を知りたかったので、いつも以上に楽しみにしていました。
サンデージャポン2016年6月5日/感想!ギャルモデルの、みちょぱこと池田美優が恋愛で一番泣いたのは、「元カレが少年院に入っちゃったとき」という…(ネタバレ注意)。 #TV | アフィリエイト収入で生活したいブログ。
久しぶりにネプリーグ観ました。千原ジュニアも久しぶりにテレビで見ました。笑っていいともが終わってから、最近テレビで見なくなったな~って人多くないですか?鶴瓶とかも全然見ないや。
ネプリーグ高学歴VS成り上がり2016年6月6日/感想!千原ジュニアと陣内がいればたいていのバラエティー番組は面白くなる…(ネタバレ注意)。 #TV | みんなのレシピ・お料理ブログ。

2016年6月16日木曜日

感想&書評「空飛ぶ広報室:有川浩」(ネタバレ注意)感想レビュー・自衛隊の中でも広報室と言うなかなかレアな部署を舞台に繰り広げられます。 #Novel

空飛ぶ広報室 有川浩 挫折からの再出発

この小説は自衛隊おたくを自認している有川浩ならではと言った感じがします。有川浩は自衛隊が出てくる小説を多く出していますが、自衛隊の中でも広報室と言うなかなかレアな部署を舞台に繰り広げられます。主人公は空井大祐、ブルーインパルスに乗ることを夢見て自衛隊に入りあと少しで夢がかなうところまで来てた時、不慮の事故により戦闘機に乗ることができなくなってしまいました。新たに配属されてた防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室でキャラの濃い上司や先輩と仕事をしていく中で、新たな夢を見つけて再び仕事への情熱を取り戻していく物語です。そして最後に「あの日の松島」と言う津波被害にあった松島基地の様子が最後に描かれています。自衛隊は被災した人たちを助けるために存在していると思いがちですが、その助ける側もまた被災者であったことが描かれています。その不眠不休の活動により助けられたことは言うまでもありません。この小説は単なるフィクションではなく、取材に基づく事実がそこにあると言うことがとても魅力だと思います。

ありがとう寄稿。

深夜番組を殆ど見なくなりましたが、最近面白くて結構見ている番組です。
あるある議事堂「あの人は今」に何度もオファーされる芸能人2016年5月28日/感想!売れた時だけ親しげに近寄って来る知り合いなども…(ネタバレ注意)。 #TV | アフィリエイト収入で生活したいブログ。
いよいよ社会人として働き出した常子でしたが,職場にはとんでもないくせ者が…。
とと姉ちゃん第9週49-54回/ドラマ感想&あらすじ・早乙女朱美。田嶋陽子さんみたいな人(ネタバレ注意)。 #DRAMA | みんなのレシピ・お料理ブログ。

2016年6月15日水曜日

感想&書評「カブキブ!1(榎田ユウリ)」(ネタバレ注意)感想レビュー・高校生だけの歌舞伎!素人だけど、愛だけはある。 #Novel

「カブキブ!1」(榎田ユウリ)で繰り広げられる、高校生だけの歌舞伎!素人だけど、愛だけはある。

タイトルの通り、歌舞伎大好き主人公が「歌舞伎部」を作ろう!と奮闘するお話。主人公の名前が「黒悟」というのも、いいですよね(恥ずかしながら、黒子って「くろこ」ではなく「くろご」だっていうのも、この本を読んで初めて知りました)。歌舞伎の部活……ではなくまずは同好会設立に向けて親友と二人きりという状態から頑張るクロが本当にいとおしい。次々と現れるクセの強い面々がさらにこの作品を魅力あふれるものにしています。現在4巻まで刊行されていますが、「続きが気になるっ!」と何度も刊行作品チェックをするのは1巻からまったく変わりません。個性的なキャラクターとともに、普段は少し敷居の高い「歌舞伎」というものを、観たくてたまらなくなる……そんな魔法に溢れています。クロの歌舞伎愛がすごいから、当てられちゃうのかもしれないですね。しかも、歌舞伎を観たり、研究したりという部活じゃない。自分で「演る」。まったく普通の一般高校生が歌舞伎に全力で挑戦する様に、思わず自分の青春時代と重ねてしまうこと間違いなしです。

ありがとう寄稿。

誰もが光介の手術を見ると憧れにもなってくるのがかなり納得してしまうものです。ですがその後のやり方にはかなり疑問にもなってくるものです。
ゴッドハンド輝11巻特別番外編「光の奇跡」vol2神の手術(山本航暉)感想&あらすじ・四瑛会では光介の獲得を動こうとするのです…ネタバレ注意。 #マンガ - ナカノ実験室

2016年6月14日火曜日

感想&書評「ミシン:嶽本野ばら」(ネタバレ注意)感想レビュー・パンクバンド「死怒靡寫酢(シドヴィシャス)」のボーカルであるミシンに一目惚れします。 #Novel

ミシン 嶽本野ばら デコボコ友情ストーリー

「ミシン」は嶽本野ばらさんのデビュー作です。
一緒に収録されている「世界の終わりという名の雑貨店」もいいですが、私は表題作の「ミシン」が好きです。
主人公は何をやっても冴えない女の子で、世の中の流行等にも疎いです。
そんな子がたまたまテレビで観たパンクバンド「死怒靡寫酢(シドヴィシャス)」のボーカルであるミシンに一目惚れします。
主人公の女の子は男性が嫌いで、お付き合いをするなら女性と、吉屋信子さんの世界のような「エス」の関係を築くことを理想としていました。
といっても、内容は友人関係に近いものです。
以来、ミシンのことを知りたい一心で音楽雑誌を購入するようになったり、同じブランドの洋服を購入して着用したり、ライブへ行ったり等しているうちにひょんなことからミシンに近付くきっかけが訪れます。
その過程が小説ならではなのか、とんとん拍子に上手く事が運ぶところが面白いし、何より主人公のドジっぷりとミシンの性格がすごくて読んでいるうちにストーリーに引き込まれていきました。
ラストは衝撃ですが、そこに至るまでにミシンの素性も少し明かされているので、目が離せません。
何度読んでもあり得ない設定だとは思いますが、だからこそ何度も読める作品なのかもしれません。

ありがとう寄稿。

暗渠の宿は、西村賢太による私小説作品です。西村賢太のデビュー作品である「けがれなき酒のヘド」が併録されています。これもおもしろい。
感想・書評「暗渠の宿:西村賢太」ネタバレ注意・内容は、中学卒業後、家を出て日雇いの肉体労働でギリギリの生活を送る主人公(レビュー)。 #読書 | アフィリエイト収入で生活したいブログ。

2016年6月13日月曜日

感想&書評「雨にも負けず粗茶一服:松村栄子」(ネタバレ注意)感想レビュー・茶の湯をテーマにした青春小説。 #Novel

松村栄子『雨にも負けず粗茶一服』は茶の湯をテーマにした青春小説

松村栄子の『雨にも負けず粗茶一服』はだらしのない茶道の家元の息子が家出をし、京都でその土地の茶人に出会い、でさまざまな困難を経て成長していく物語です。
何よりもキャラクターが面白いです。皆どこかおかしくて憎めないです。有能なのに行動がおかしかったり、性格が変だったり。こういうキャラクターは純粋な大人向けの小説だと見かけないのでうれしいです。はっちゃけっぷりがくせになる人たちで、とてもかわいらしいです。
もちろん作品の中の茶の湯の考察も本格的でためになります。家元という存在の難しさや古い文化の風習についても考えさせられます。そんな凝り固まった世界をだらしない主人公が成長しつつわたっていくのが面白い小説です。まじめな主人公なら愉快な話にはならなかったでしょうね。
中高生向けのジュブナイルではありますが、大人でも楽しめる小説です。茶道に興味のある方、とにかく笑えて元気になる小説が読みたい方におすすめです。

ありがとう寄稿。

結果的にはいぬばかの連中が集まる温かい店になっているのがかなり印象にも残るものです。
いぬばか1巻第7話「小さな命のために・・・」(桜木雪弥)感想&あらすじ・リッキーが残してくれたチワワでもあるのです…ネタバレ注意。 #マンガ - みんなのブログ。

2016年6月12日日曜日

感想&書評「黄色い目の魚:佐藤多佳子」(ネタバレ注意)感想レビュー・魚は絵を描くことが好きな少年と、絵を見ることが好きな少女が出会う青春小説。 #Novel

佐藤多佳子の『黄色い目の魚』は絵をテーマにした青春です

黄色い目の魚は絵を描くことが好きな少年と、絵を見ることが好きな少女が出会う青春小説です。
といってもサクセスストーリーではなく、高校生のごく普通の日常の中でつらいことがあったりうれしいことがあったりしながら、成長し、悩む、ある意味とても地味な作品です。けれど、その描かれている一つ一つの感情が共感できるもので、ついつい読み進めてしまいます。
自分の本気と向き合うことの怖さや、友達との関係に悩む姿を見ていると、自分の青春時代を思い出してなつかしくもあり、照れ臭くもありました。
そしてこの小説は二人の恋愛小説でもあります。少しずつ好意を積み重ねていく様子は見ていてうれしくなりました。もちろんなんでもうまくいくわけではないのですが、詳しくは作中で! 舞台になっている、海辺の風景も美しいです。
思春期の繊細な心の動きを描いた傑作青春小説です。今悩んでいる高校生や、昔を思い出したい大人に読んでもらいたい作品です。

ありがとう寄稿。

ヒレの母親はヘスクさんを見かけたテジンを知ってる、では弟のテヒョンはと問い詰めたが知らないと無視されたでもテピョンに電話で知らせたあんたのお母さんを見た。電話を受けたテピョンは無言しばらく部屋からでられなかった。
ABS朝日がんばれミスターキム13話/感想&あらすじ・ヒレの母親はヘスクさんを見かけたテジンを知ってる…(ネタバレ注意)。#韓流ドラマ - みんなの恋愛ブログ。

2016年6月11日土曜日

感想&書評「黒蜥蜴:江戸川乱歩」(ネタバレ注意)感想レビュー・異様な世界観に引き込まれる探偵小説です。 #Novel

黒蜥蜴 江戸川乱歩 異様な世界観に引き込まれる探偵小説です。

江戸川乱歩の書く小説の世界観は完璧で読み始めるとすぐ引き込まれてしまいます。「黒蜥蜴」は名探偵・明智小五郎ものの一遍となります。
美しい宝石を収集している女賊・黒蜥蜴が狙った次のターゲットは宝石商の美しい娘の誘拐、それを阻止するために明智小五郎は呼ばれます。
この物語は読者は初めから犯人が分かっていてストーリーが進んでいきます。しかも、ターゲットの娘の誘拐は意図もたやすく成功してしまいます。
したたかで大胆なトリックを使う黒蜥蜴と、窮地に立たされながらも黒蜥蜴を追うため謎の行動を進める明智小五郎…追われるものと追うものライバル関係にある二人。
普通の探偵小説では犯人は誰かどんなトリックを使ったのかを読者も推理しながら読み進めるのが面白味になりますが、「黒蜥蜴」は最初から犯人もトリックも読者は全部わかっていて、どうやって明智小五郎が黒蜥蜴の正体、トリックを推理していくかが面白いところです。
推理小説で犯人が気になっちゃって途中すっ飛ばしてラスト見ちゃう人(私です…)にもおすすめな本です。

ありがとう寄稿。

森脇和成さんは元猿岩石の有吉さんの相方です。ヒッチハイクしか印象がなく、今で言う一発屋のようなお笑いグループでした。
感想・書評「もしかして、崖っぷち? 森脇和成著」ネタバレ注意・復帰することを知ったときは、正直いい印象はなかったです(レビュー)。 #読書 | みんなのレシピ・お料理ブログ。

2016年6月10日金曜日

感想&書評「ここに死体を捨てないでください!東川篤哉」(ネタバレ注意)感想レビュー・烏賊川市シリーズが一番好きです。 #Novel

東川篤哉の「ここに死体を捨てないでください!」。今まで読んだ中で一番面白い小説です。

櫻井翔出演で実写ドラマ化された「謎解きはディナーのあとで」の作者の、別のシリーズです。このシリーズは、主人公の探偵が住んでいる架空の市の名前にちなんで「烏賊川市シリーズ」と呼ばれています。他にもいくつかシリーズがありますが、私は烏賊川市シリーズが一番好きです。
中でもこの「ここに死体を捨てないでください!」は、本格ミステリでありながら、多数の珍妙なキャラがボケたりツッコんだりの応酬で、とても笑わせてくれます。
ショップの待合室で暇つぶしに読んでいたのですが、笑いをこらえるのが大変で、ちょっと変な人になっていました(笑)
大胆かつ巧妙なトリックを展開する、ミステリ好きとしてもとても読み応えがあり、更にそこかしこに散りばめられたテンポの良い笑いが、まるでテレビでドラマを見ているような錯覚を起こすほど、ストーリーにのめり込んでしまいます。
とても読みやすいので、小説初心者の方にもオススメしたい逸品です。

ありがとう寄稿。

女好きでそつなく仕事をこなす脇役だったはずの彼に、実はつらい過去があり、それゆえの厳しさで負債を抱えた蕎麦屋の事業再生計画に反対するのですが、咲坂や熱海には冷徹すぎる態度に対立、険悪な空気になります。
グッドパートナー6話/ドラマ感想&あらすじ・アソシエイトの赤星君の回。女好き脇役、実はつらい過去(ネタバレ注意)。 #DRAMA | 大人がおすすめる漫画日記。

2016年6月9日木曜日

感想&書評「ビブリア古書堂の事件手帳:三上延」(ネタバレ注意)感想レビュー・店主栞子さんが事件を解決する物語です。 #Novel

三上延の『ビブリア古書堂の事件手帳』はさくさく読めるミステリ

『ビブリア古書堂の事件手帳』は古本屋を舞台にしたミステリー作品。本が苦手な主人公と、ビブリア古書堂の店主栞子さんが事件を解決する物語です。
文章が平易で、さくさく読めるのが魅力です。作者がライトノベル出身なだけあって、読みやすさはかなりのものです。普段あまり本を読まない人にも評価されています。
しかし描かれている事件は、殺人が起こらないミステリではあるものの、一癖も二癖もあります。少しの気の迷いで事件を起こしたり、味方だと思っていた人が実は……など、なかなか苦いエンドも多いです。そこが逆にリアリティを感じて面白いところです。
また、主人公二人のもだもだした恋模様も見どころの一つです。恋する主人公がけなげで応援したくなりますね。
読みやすく、オチもはっきりしているので万人にすすめやすい小説です。連作短編なのも、空いた時間にサクッと読めて気楽です。読書したいけれど、重いものはちょっとというときにおすすめです。

ありがとう寄稿。

個性派なメンバーで結成されていることで有名な警視庁捜査一課9係シリーズは、役者さんたちも本当に個性的で演技力のあるとても見ごたえのあるドラマです。
警視庁捜査一課9係7話・殺人カメラ/ドラマ感想&あらすじ・新人写真家の男性が自身の初の写真展で殺されてしまう(ネタバレ注意)。 #DRAMA | 安心の在宅ワーク!稼ぐ人の口コミ・ブログライティング。

2016年6月8日水曜日

感想&書評「天帝妖狐:乙一」(ネタバレ注意)感想レビュー・けがをするたびに異形になっていく主人公に感情移入してしまって怖い。 #Novel

乙一の『天帝妖狐』は怖くて切ないお話

『天帝妖狐』はこっくりさんと会話する寂しい少年が、こっくりさんとある契約を結んでしまったことから体が人でないものに変わっていくホラーです。
その体が人でないものに変わっていく過程がものすごく恐ろしいのですよね……。けがをするたびに異形になっていく主人公に感情移入してしまって怖いです。こんな状況にはなりたくないです。こっくりさんは一生やらないでおこうと思いました。
もう一方の視点で、彼とある少女の出会いが描かれます。その過程で主人公は魂の救済を得るのですが……。
美しい結末だと思いますがそれゆえに悲しい結末でもあります。孤独なふたりが言葉を交わして救いを得ますが、その救いゆえに苦しむのではないかと思うとつらいです。
まがまがしさと美しさが両立した和風ホラーでした。何度も読み返して何度も悲しくなってます。もはやくせになっています。それだけ面白いということですね。ホラーはきれいでないとだめだ!という方におすすめです。

ありがとう寄稿。

「孤独のグルメ」は、前シーズンまで観たことは無かったのですが、友人が観ていたのでその影響で今シーズンから観始めました。
孤独のグルメSeason5・12話最終回/ドラマ感想&あらすじ・すきやきしゃぶしゃぶの店の若女将役に富田靖子さん(ネタバレ注意)。 #DRAMA | 安心の在宅ワーク!稼ぐ人の口コミ・ブログライティング。

2016年6月7日火曜日

感想&書評「海辺のカフカ:村上春樹」(ネタバレ注意)感想レビュー・一番のキーパーソンは中田さんだと思います。 #Novel

海辺のカフカ 村上春樹 キーパーソンは中田さん

村上春樹先生の小説はいろいろ読んでいますが、特にお気に入りがノルウェイの森とこちら。ノルウェイの森とこちらを比較しながら読むのが面白いです。
どちらも主人公は若い男性で、女性に対する主人公を性的な表現を交えつつも三流エロ小説のようにならず、少し遠めの目線で描かれています。
私の中で海辺のカフカで一番のキーパーソンは中田さんだと思います。主人公と中田さんは最初、全く何も関係ないのですが、最初から当然最後に彼らが同じとこにたどり着くことは予測できるものの、どのようにしてたどり着くのか、たどり着いた先でそこで出会った人は彼らとどのように心を交えるのか、彼らの進む先での信教の変化や過去との関係、など、途中の経過が、ある程度予想できる結末だからこそ、綿密に描かれています。そして、最後は最後で、予想通りの結末となりつつも、そこで終わってしまうのでなく、更に先のストーリーも描かれているので最後まで村上春樹先生の世界を飽きずに楽しめます。

ありがとう寄稿。

放送された中で、一番頑張って出演したんだなあーと思ったのが杉村太蔵さんでした。本人自身のプライベートとかなりかぶってくる役柄でした。
スカッとジャパン2016年5月23日放送分/感想!杉村太蔵さん、竹内力さん、ストーリー自体は「料理に髪の毛を入れてゴネる」というよくあるもの…(ネタバレ注意)。 #TV - みんなの恋愛ブログ。

2016年6月6日月曜日

感想&書評「植物図鑑:有川浩」(ネタバレ注意)感想レビュー・三代目J sole brothersの岩田剛典さんと高畑充希さんの主演で映画化が決定。 #Novel

キュンキュンが止まらない!映画化の話題作 有川浩「植物図鑑」

三代目J sole brothersの岩田剛典さんと高畑充希さんの主演で映画化が決定していることで話題になっている植物図鑑ですが、その原作は、有川浩さんです。
有川さんと言えば、「図書館戦争」、「県庁おもてなし課」、「フリーター、家を買う」、「空飛ぶ広報室」など、ドラマや映画化した作品を多く書いていらっしゃる方です。その中でも、この、「植物図鑑」は有川作品の中で一番と言っていいほどの胸キュンな小説です。

・あらすじ
主人公はアラサーのOL、河野さやか。
飲み会帰り、彼女のマンションの前に、一人の男性が倒れていました。
その男は「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です。」といいました。
その男の名前はイツキ。イケメンで、料理が上手。そんな彼を主人公は「料理人兼ハウスキーパー」として住まわせることにしました。
そんな不思議なイツキと主人公の共同生活の物語です。

コンビニ弁当しか食べてこなかった主人公が、イツキに家事をしてもらうというところが羨ましい!
手作り弁当に、朝食に……イツキにお世話されてしまうんです。
ああ、羨ましい。世の女性はついついそう思っちゃうんじゃないでしょうか。
しかもイケメンです。喜ばない手はありません。

また、二人のもどかしい恋模様にもキュンキュンします。
詳しくはネタバレになるので、伏せておきますが、キュンキュンすることは間違いありません!

また、注目すべきなのはイツキと主人公の恋模様だけではありません!
物語にはイツキが採ってきた山菜の美味しそうな献立なども盛りだくさんです。
ぜひ、読んでみてはいかがでしょうか。

ありがとう寄稿。

沙羅自身の事にはかなり微妙な感覚にもなってくるものです。それを知った不動はどの様に関わって行こうとするのかがかなりカギにもなるものです。
不動9巻第9話「ファザコン」感想&あらすじ・沙羅に関しては自分自身で父親を捜そうとしているのです…ネタバレ注意。 #マンガ - ジャンプ部屋ブログ

2016年6月5日日曜日

感想&書評「ブレイブストーリー:宮部みゆき」(ネタバレ注意)感想レビュー・主人公の亘は願いをかなえるため、旅人としてファンタジーの世界、幻界を旅します。 #Novel

ブレイブストーリー 宮部みゆき ファンタジーの暗い部分も身に染みる作品

ごく普通の少年が今まで考えもしなかった状況に追い込まれる。けれどその状況は世間からすればよくあることで、家族はそれを受け入れよう。しかし、そこからさらに状況は悪化し、結局家族は離れ離れになってしまう。その少年は家族を取り戻すため、ファンタジーの世界に旅立つ。
2003年に宮部みゆきさんが発表したブレイブストーリー。この作品は名前だけ見るとよくあるファンタジー作品のようですが、小説の途中では爽快さだけではなく、後味の悪さも味わいます。
主人公の亘は願いをかなえるため、旅人としてファンタジーの世界、幻界を旅します。この旅人は通常は一人ですが、亘が幻界に入った時にはすでに学校の転校生、美鶴がもう一人の旅人として幻界に入っています。この旅人には幻界の女神が願いをかなえてくれるとされています。しかし、かなえる願いは一つだけ。つまり、亘と美鶴は自分の願いをかなえるために争わなくてはならなくなります。亘は先に入った美鶴に圧倒的な差をつけられながらも、様々な人々との交流を経てたくましくなっていきます。ですが、やがて亘は幻界の問題に気づき、選択を強いられていきます。
通常のファンタジーの小説では描かれにくい、主人公と敵対する人々の曲げられない、悪ではない願い。それを亘はどうやって越えていくのか。読んでいけばいくほど引き込まれる作品です。ぜひ皆さん読んでみてください。

ありがとう寄稿。

特にストレスが貯まっている時は感動のシーンをひたすらみて号泣するとスッキリとして気持ちになれます。号泣できるシーンは、2015年に発売した「ARASHI Blast inHawii」のDisc 1に収められた最後のメンバーの挨拶です。
おすすめストレス解消法「大好きなジャニーズグループのDVDを観賞して号泣」「ARASHI Blast inHawii」のDisc 1に収められた最後のメンバーの挨拶です。 | 安心の在宅ワーク!稼ぐ人の口コミ・ブログライティング。

2016年6月4日土曜日

感想&書評「私は作中の人物である:清水義範」(ネタバレ注意)感想レビュー・冒頭からミミズが主人公として出てくるのです。 #Novel

清水義範の「私は作中の人物である」は主人公の視点が面白い

1996年に発売された「私は作中の人物である」という本があります。作者は小説家の清水義範という人です。この本は短編小説が10本集めて作られた本ですので、短編によって内容は変わってきますが、そのうちの多くは清水義範独特の視点で書かれた本のためとても個性的で笑えます。
まず、一番最初の短編小説である本書のタイトルにもなっている「私は作中の人物である」はなんと冒頭からミミズが主人公として出てくるのです。擬人化した猫が主人公の小説などはあるかも知れませんが、おそらくミミズが主人公として出てくる小説は本書が初ではないかと思います。しかもこのミミズは道路に出て車に踏みつぶされた後のぺちゃんこになって死んだミミズです。ミミズが死亡してその魂が自分の半生について語っており、作者の視点の面白さがうかがえます。
また、それ以外の短編にも名古屋弁を使って書かれたものや「全国うまいものマップ」ならぬ「全国まずいものマップと」いうよくわからない独特の視点で、真面目に不真面目な内容の小説を書いており、笑いが不足している人にはとてもよい一冊です。ただ、独特のいい回しや癖が強いため好き嫌いが分かれるかもしれません。

ありがとう寄稿。

こちらが世に出たのは1970年代と比較的古い作品なのですが、その約40年後の2012年にTBS系列でテレビドラマ化されたことからも分かるように、作品の内容自体には全く古さを感じないものとなっています。
感想・書評「家族八景:筒井康隆」ネタバレ注意・2012年にTBS系列でテレビドラマ化された(レビュー)。 #読書 - みんなのブログ。

2016年6月3日金曜日

感想&書評「主よ、永遠の休息を:誉田哲也」(ネタバレ注意)感想レビュー・主人公は通信社に勤める記者の鶴田。彼はある日偶然コンビニ強盗に遭遇。 #Novel

主よ、永遠の休息を 誉田哲也 悲しいミステリー

あのドラマや映画にもなったストロベリーナイトの著者、誉田哲也の作品です。
主人公は通信社に勤める記者の鶴田。彼はある日偶然コンビニ強盗に遭遇します。記者としてこんなチャンス滅多にない!ばっちり動画をとって、犯人も捕まえて一段落と思いきや・・・この事件から鶴田はある昔起きた誘拐事件に関わることになります。
コンビニ強盗でナイフを突きつけられたレジ店員、桐江。優しい彼氏がいて、コンビニでの仕事もあり、平凡な生活を送っていた彼女だが、体調を崩して倒れることが多くありました。彼女には本人すら記憶喪失で忘れてしまっている、ある『秘密』があったのです。そんな彼女のある『秘密』を守ろうとする父親。必至な父親の行動に相反し、秘密が暴かれようとする中で桐江はどう自分の秘密を思い出すのか、そもそもその秘密とはなんなのか、そして鶴田が秘密の真相にたどり着いた時どうなるのか・・・。
親が子を思う気持ち、鶴田と桐江の恋、目をそむけたいほどの衝撃な過去など読み応え抜群です。最後は悲しくなるお話。でも静かに「主よ、永遠の休息を」と言いたくなる作品です。

ありがとう寄稿。

読み進めていくうちに段々とおかしな展開になっていき、「もしかして・・」と思いながら読み進めることになります。
感想&書評「黒い家:貴志祐介」(ネタバレ注意)感想レビュー・映画にもなっているので知っている人も多いかもしれません。 #Novel | おすすめ面白い小説用ブログ。

2016年6月2日木曜日

感想&書評「乱心タウン:山田宗樹」(ネタバレ注意)感想レビュー・金持ちになりたい、有名人になりたい、名誉が欲しいなど人の欲求は様々。 #Novel

乱心タウン 山田宗樹:高級住宅街の住人は何を生きがいにしているのだろうか

金持ちになりたい、有名人になりたい、名誉が欲しいなど人の欲求は様々。それを目指して努力している時間は、辛いことがあっても充実している。しかし、それを手に入れた人が最後に求める物とは何だろうか。高額の金を払った者だけが住むことができる「マナトキオ」。警備員や防犯カメラが監視する、万全なセキュリティー環境で生活することができる。彼らが最後に求めた物は、安心して安全に生活することだった。マナトキオの住人は、そのほとんどが勝ち組と言われている人達で、やることといえば隣人を監視する、夫の遺産を早く手に入れる方法など。そんなマナトキオで警備員として働く紀ノ川は、クセのある住人が起こす事件に巻き込まれていく。閉鎖的な空間で暮らす人々の心が歪んでいく様子が描かれている。マナトキオの住人と、紀ノ川のやりとりが悲しくてとても面白い。紀ノ川の金や名誉が無くても大切な人が居てくれればいいという考えに心が温まります。

ありがとう寄稿。

ストレス解消法、いろいろ食べたりなんやらやってきましたが、食べてるときは幸せでも翌日後悔することも多々あり(汗)逆にストレスが増えてしまうパターンでした。
おすすめストレス解消法「わが末っ子と寝るに限る」5年生になった娘ですが、いつまでも小さくかわいく、彼女と一緒に一つの布団で早い時間から寝る…。 | アフィリエイト収入で生活したいブログ。

2016年6月1日水曜日

感想&書評「世界からネコが消えたなら:川村元気」(ネタバレ注意)感想レビュー・映画化も決定し、佐藤健さんが主人公を演じます。 #Novel

世界からネコが消えたなら 川村元気 考えさせられる小説です。

「世界からネコが消えたなら」とタイトルが気になり手に取った小説です。
映画化も決定し、佐藤健さんが主人公を演じます。
この小説は主人公が、ガンと宣告され余命がいくばくもないと医者から宣告されるところから始まります。
絶望の淵に立たされた主人公の前に、自分そっくり(もう一人の自分)のちょっと変わった悪魔が現れます。
もう一人の自分の悪魔は、ガンの主人公に対して「明日、死にます」と本当の余命を宣告します。
そして「世界から、何か一つ消すかわりに寿命を一日のばしてくれる」といった内容の小説です。
この悪魔はとても面白くて、余命がない主人公をからかっては楽しんでいる様子がみてとれます。
また世の中から一つ一つ物が消えていく様や、消えていった後の様子や、消すものを決める苦悩なども興味深い所です。
そして結構良い奴だと思っていた悪魔が最後に下したこの世から消してしまうものは、あまりにも非情です。
その消してしまわなければいけないモノと、主人公の葛藤や下した決断にとても考えせられそしてとても感動するものです。

ありがとう寄稿。

主人公は病気と闘い、苦しんでいくのですが、その描写がリアルで読んでいる方もドキドキしてしまいました。
感想&書評「明日の記憶(荻原浩)」(ネタバレ注意)感想レビュー・若年性アルツハイマー病…ある日、主人公の男性は、ふとカタカナの単語を思い出せなくなります。 #Novel | おすすめ面白い小説用ブログ。

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