主よ、永遠の休息を 誉田哲也 悲しいミステリー
あのドラマや映画にもなったストロベリーナイトの著者、誉田哲也の作品です。主人公は通信社に勤める記者の鶴田。彼はある日偶然コンビニ強盗に遭遇します。記者としてこんなチャンス滅多にない!ばっちり動画をとって、犯人も捕まえて一段落と思いきや・・・この事件から鶴田はある昔起きた誘拐事件に関わることになります。
コンビニ強盗でナイフを突きつけられたレジ店員、桐江。優しい彼氏がいて、コンビニでの仕事もあり、平凡な生活を送っていた彼女だが、体調を崩して倒れることが多くありました。彼女には本人すら記憶喪失で忘れてしまっている、ある『秘密』があったのです。そんな彼女のある『秘密』を守ろうとする父親。必至な父親の行動に相反し、秘密が暴かれようとする中で桐江はどう自分の秘密を思い出すのか、そもそもその秘密とはなんなのか、そして鶴田が秘密の真相にたどり着いた時どうなるのか・・・。
親が子を思う気持ち、鶴田と桐江の恋、目をそむけたいほどの衝撃な過去など読み応え抜群です。最後は悲しくなるお話。でも静かに「主よ、永遠の休息を」と言いたくなる作品です。
ありがとう寄稿。
読み進めていくうちに段々とおかしな展開になっていき、「もしかして・・」と思いながら読み進めることになります。
感想&書評「黒い家:貴志祐介」(ネタバレ注意)感想レビュー・映画にもなっているので知っている人も多いかもしれません。 #Novel | おすすめ面白い小説用ブログ。