2016年4月29日金曜日

感想&書評「破裂:久下部羊」(ネタバレ注意)感想レビュー・皆「ぴんぴんコロ」で死ぬために、長引き苦しい介護・医療を払拭しようとある国家プロジェクトを画策。 #Novel

タイトル:破裂 著者:久下部羊 こんな医療小説読んだことない

今まで医療系を題材にした小説は何冊が読んできたけれど、ここまで作者の本心、本音を感じさせる作家は未体験でした。テレビでも久下部さんの小説がここのところいくつも放映されているけれど合点がいきます。
内容は厚生労働省のあるお役人が皆「ぴんぴんコロ」で死ぬために、長引き苦しい介護・医療を払拭しようとある国家プロジェクトを画策するなか、大学病院の傲慢な医師の画期的な治療方法と医療ミス裁判などを絡めてこれからの医療制度や介護の在り方などを深く考えさせられる、ディープな内容の小説です。医療に関する内容は作家自身が元々医者であるから説得力のあるものとなっているし、ハードボイルドな表現もびっくりするくらいうまい。もし、本当にこんな国家プロジェクトが日本で構築され、もし、このような治療方法があるのなら、実施されたなら本当に医療・介護の世界は変わるのではないかと恐ろしいけれど、おもわず納得させられるものとなっています。
久下部さんの小説にどっぷりハマってしまって、「廃用身」「無痛」など次々読破している今日この頃です。一度、講演会なんかあったらお話を聞いてい見たい人ですね。

ありがとう寄稿。

この物語は熱いバトルと各キャラクターの恋愛が魅力的に描かれているので、ラストは恋愛要素も入ったハッピーエンドで締めくくってほしいです。
七つの大罪/最終回・結末予想ネタバレ注意!バトルも恋愛もハッピーエンドで終わってほしい。 #COMIC - ジャンプ部屋ブログ

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