2016年4月11日月曜日

感想&書評「グラスホッパー:伊坂幸太郎」(ネタバレ注意)感想レビュー・3人の殺し屋が織りなす惹き込まれるミステリー。 #Novel

グラスホッパー 伊坂幸太郎 3人の殺し屋が織りなす惹き込まれるミステリーです

グラスホッパーは、妻を殺された主人公がその犯人を捜す物語です。異色なのは、3人の殺し屋が出てくるのですが、彼らの一人は「押し屋」一人は「自殺させ屋」一人は「ナイフを操る少年」と、押し屋と自殺させ屋という異色なキャラクターが出てきます。殺しなどと言うと重苦しい印象を与えがちですが、ファンタジーとミステリーが混ざったような不思議な世界観には重苦しさはありません。殺し屋それぞれに独自の哲学があり、奥深ささえ感じます。3人の織りなす独自の世界観に主人公がどう絡んでいくのか?謎めいた登場人物は一体何者なのか?と、どんどんと惹き込まれていき、続きが気になって一気に読み切ってしまいます。また、この小説には、情景の描写が素晴らしい、という特徴があります。例えば事故のシーンであったり、格闘のシーンにそれが表れているのですが、1つ1つの動作がスローモーションで流れていく様に文字で描かれているのです。ストーリーの魅力、キャラクターの魅力と同時に、この情景の秀逸さというのも非常に印象深かったので是非、注目して読んで頂きたいと思います。

ありがとう寄稿。

年収300万円時代を生き抜く経済学(森永卓郎著)を読みました。これは近くの古本屋で、108円で買いました。昨年、今年と、立て続けに失業したため、年収が激減しました。
感想・書評「年収300万円時代を生き抜く経済学:森永卓郎」ネタバレ注意・家にある無価値そうなもの(食玩)などを売るという記述がありますが(レビュー)。 #読書 - みんなの政治経済ブログ。

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