2016年4月14日木曜日

感想&書評「一路(浅田次郎)」(ネタバレ注意)感想レビュー・主人公の小野寺一路は、先祖代々の御役目である参勤道中御供頭を仰せつかります。 #Novel

一路(浅田次郎)は笑いあり涙ありの参勤道中。最後まで目が離せません。

失火により父を亡くした主人公の小野寺一路は、先祖代々の御役目である参勤道中御供頭を仰せつかります。父からは何一つ引き継ぎを受けていないため追いつめられる一路ですが、家伝の行軍禄を発見し、そこに書かれている通りの古式にのっとった行軍を復活させる決意を固めるのです。一行が江戸にたどり着くまでの道中を描いた作品です。
戦国の世さながらの行列は人々の目を釘付けにする凛々しさがありますが、一方で時代錯誤な滑稽さもあって笑えます。この道中は決して一筋縄ではいかず、日程通りに進むために難所や大吹雪の中を強行突破したり、行列の道中行き合いでひと悶着あったり、お殿様が急に発熱したりと次々と問題が発生します。どうなることかとハラハラしてページをめくる手が止められなくなる面白さがあります。そして奇行の目立つ馬鹿殿様だと言われている蒔坂左京大夫ですが、そのうつけの姿の裏に垣間見える聡明さに皆が「実は名君なのでは」と思うようになる展開はとても興味深いです。一路やお殿様がそれぞれの立場で「一所懸命」に生きる姿が見えるラストシーンには胸を打たれる、おすすめの作品です。

ありがとう寄稿。

年齢イコール彼氏不在歴で貢ぎグセがある女の子が本当の恋にたどり着く話です。ドラマでは深田恭子さんが演じていました。ダメな自分なりに初めて彼氏ができたときに頑張るのですが、空回りでうっかり貢ぎそうになったりとハラハラさせられます。
最終回・ダメな私に恋してください/ドラマ感想&あらすじ・柴田が黒沢主任に告白するシーンが大好きでした(ネタバレ注意)。 #DRAMA - ナカノ実験室

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